距離感レッスン＆パターチューニング

お陰様で、パターレッスンは広く好評をいただき、口コミによる来場者も増え、一定の成果を挙げています。

特に、ストロークとともにパターの最適化を通じて、持ち込まれたパターをどのように改良するかを模索し、最適スペックを見つけるお手伝いをさせていただいておりますが、ご提示したスペックを見つけるのが困難な場合、イーデルカスタムフィッティングパターを任意で購入していただくことも珍しくありません。

特にチューニングが難しいのは距離感を司る加速と減速の部分です。

画像はストローク中の加速減速のグラフをあらわし、ブルーのラインがプレーヤーの動きです。

切り返し（中央黄色縦線）以降ブルーの線が上昇してるのがわかります。

このプレーヤーは既にレッスンを受けているので、加速減速の概念を理解しており、荒いながらもインパクト（茶色線）に向けてグリーン線（振り子）に収束していますが、何もチューンしないとインパクト（茶色線）以降も上昇している人が少なくありません。

加速状態が続いたまままインパクトを迎えると、ボールが必要以上にフェースにくっ付き、ローンチやスピン軸も安定しないことから、距離感もばらばらになりやすくなります。

イーデルカスタムフィッティングでは、ヘッドウェイトとシャフト内にウエイト量や位置を変えることによって、バランスポイントを調整し、フィーリングを変えることによって加速と減速をできるだけ最適化するようにチューニングしていきます。

同様の調整方法を既存のパターに適用しようとする場合、グリップエンドに穴を開ける必要があり、見栄えが損なわれる可能性があります。

見栄えが多少悪くなることを許していただけるのであれば、カスタムフィッティングと同じようなチューニングが可能となります。

カスタム方法

調整用のウエイトを入れるために、専用カッターでグリップエンドに穴を開けますので、グリップに穴が空きが傷つきます。

バランスポイント調整

調整用のウエイトを入れ調整します。

専用の工具で刺す深さを調整してフィーリングをコントロールします。

専用キャップで穴をふさぐ

開けた穴を専用キャップ（黒のみ）で塞ぎますので、あまり目立たなくなります。

次回グリップ交換時には、ウエイトは残したまま交換していただくことで、外からはわからなくなり元通りになります。グリップは出来るだけ同じ重量のものにしてあげると感覚はかわりません。わからなければご相談に乗ります

ヘッド側ウエイト調整

既製品のパターでは、ウエイト交換は不可能なので、この様な鉛を貼りながら調整します。
ソールのロゴや見栄えが悪くなることをご了承ください。

完成

ただ重くすればいいというわけではないので、シャフト側やヘッド側にウエイトを入れないこともありますが加速減速チューニング代は、重さ素材にかかわらず一律５０００円です。

TMトラスをチューニングした一例

今回はソール前面に綺麗に収まりましたが収まらない事もございます。