AimPoint EXPRESS EVOと、AimPoint EXPRESS for Advanceの違い


2024年10月に行われたアジアエイムポイント会議においてアップデートされました。

エイムポイントファウンダー、マーク・スウイニーによると、

既存のAimPoint EXPRESS for Advance(レベル3)の内容のままでも、十分使うことは出来るが完璧ではない。

というコメントをしていました。

もう少し詳しく説明させていただくと、ある距離の間で誤差が生じてしまうので、EVOではその誤差を補完していくテクニックを使い埋めていくという内容です。

エイムポイントアジア会議中の写真の一コマ

赤の囲いに注目してください。



従来、XY軸上にプロットされた度合いはグラフの様に一直線になると考えられ、傾斜に対してのボール曲がり度合いは、距離が延びればその分曲がり幅が大きくなると言われています(上のグラフ)。

具体的に数字で表してみると、2mで2cm曲がるのであれば、4mでは4cm曲がると考えられていて、この計算式を元に、曲がり幅を投影するシステムなどが現在ありますが、マーク・スウイニーによると、間違いだと説明をしていました。

下のグラフの様になるのが正解で、

2mで2cm曲がるのであれば、4mでは5cm曲がる(数字は例え)のがわかっており、従来の考え方だとミドルパット以降曲がり幅が少なくでてしまう(under Read)、逆の言い方をすると、ショートパットが(Over Read)になってしまうという事です。

エイムポイントを受講された方にはご存じの、ショートパット、ミドルパット、ロングパットの儀式がありますが、EVOのテクニックを使えばすべて1つに統一することが可能となります。

そしてもう一つ、

AimPoint EXPRESS for Advance(レベル3)にあります、Big Breakはグレード4以上に限定していましたが、EVOでは、どんな傾斜でもBig Breakテクニックを使っていくことにより、上り、下りを常に加味しながら読むことが可能となり、さらに精度を上げることに成功しています。

まとめ


EVOの良さが理解していただける内容と思いますが、従来の方法に加え、EVOのテクニックを入れていくために、システムが少し複雑になる懸念があります。

冒頭でもマークが伝えているように、AimPoint EXPRESS for Advance(レベル3)は、完璧ではないが、許容できるレベルの誤差なので、シンプルにとどめておきたい方向けに、

  1. AimPoint EXPRESS for Advance
  2. AimPoint EXPRESS EVO(Evolution)
の2つのクラスを設けさせていただく運びとなっております。

ご自身のスキルレベルに合わせて選んでいただければと思います。


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