朝と夕方でパット成功率は変わるのか?



2003年から2022年までのPGAデータで面白いものがありましたのでご紹介します。

朝と昼、夕方でグリーンのコンディションは変化していき、常識的に考えても午後のほうが難しくなっていくのは想像できます。

理由としては、朝一はメンテナンスされた状態で誰も踏み入れていない一番きれいな状態からスタートしていきますが、時間がたつにつれてプレーヤーたちが、一組、二組と同じグリーンを踏んでいき荒れていきます。

また、芝の成長によるグリーンスピードの変化、晴天時にはグリーン面が乾いていくことによってグリーンスピードも変わっていきます。

芝の成長スピード以上に乾燥が進めば速くなりますし、逆の場合では遅くなります。

これらの複合条件から、時間の経過とともに、グリーンコンディションが悪化していくわけです。

では、実際にどれくらい影響があるのか?というのが今回のデータで、距離とカップイン率を時間で串刺しにした面白いデータがあったので、散布図にしてみました。

距離が延びるにつれて確率が落ちていく負の相関は、右肩下がりで容易に確認できますが、時間を基軸に見ていくと、明らかに午後のほうがカップイン率が落ちているのが確認できます。

特に1.5mあたりから、午前8時前と午後の乖離率が大きくなり距離が延びれば伸びるほど乖離率も大きくなる傾向が確認できます。

すなわち最終日最終組(一番いいスコアー組)にいる選手は、遅いスタートとなりますので、スタートの時点でハンディを負っていることになります。

そのことからも、毎回上位に来ている選手の技術力は、並みの選手よりかなり高いところを維持している事になり、名実共に一流ということがわかります。

逆にルーキは、インコースの早いスタートになる傾向が高いので、ある意味優位にプレーが進められることになりますので、、朝早いのやだーと言わず、むしろ歓迎するべきではないでしょうか?

ちなみに私は、朝体が動かないので遅いほうが好きでしたw

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