Edel SMS Ironの特徴
最適な重心位置をカスタマイズ
SMS アイアンは、SMS ウェッジ同様に5 種類(2・4・6・8・10g)の異なる重量のウェイトをプレイヤーに合った重心位置とスイングプレーンに合わせて最適に配置する事で、 それぞれに合った重心位置を導き出すウェイトシステムです。 一般的にアイアンセットの重心位置設計は番手が大きくなるに従い重心距離が長くなります。これにより、ショートアイアンはつかまりが良くロングアイアンはつかまりを抑えていますが、 SMS アイアンはウェイトシステムによりロングアイアンでも重心距離を短くすることでつかまりを良くすることが可能です。
飛びと打感の両立を実現
SMS アイアンは、軟鉄鍛造の中空ボディにマレージング鋼フェースを溶接すると言う特殊な製法を実現しました。さらには、中空ボディの中にポリウレタンフォームと言う発砲樹脂をインサートしました。 一般的に弾き系でボール初速を向上させるアイアンフェースに使われるマレージング鋼を採用しましたが、ポリウレタンフォームをインサートすることで軟鉄鍛造特有の柔らかい打感を実現しました。 新センターグラビティー設計と相乗効果を発揮して、飛びと打感の両立を実現しました。マレージング鋼フェースの中空アイアンは今日どのメーカでも見られ、とりわけ珍しくありませんが、ウレタンフォームをインサートしているため打感が甲高くなく、フォージドアイアンに近づけているところは玄人好みと言えます。
実際打ってみると、音は静かで自分が使っているゼクシオアイアンよりも大人しく感じます。(私のゼクシオを見て、プロがゼクシオ?と驚く方が多いのですが、飛距離、弾道の高さともに優れているので、形や大きさに目をつぶれば機能は素晴らしい)
実際打ってみると、音は静かで自分が使っているゼクシオアイアンよりも大人しく感じます。(私のゼクシオを見て、プロがゼクシオ?と驚く方が多いのですが、飛距離、弾道の高さともに優れているので、形や大きさに目をつぶれば機能は素晴らしい)
左ゼクシオ・右イーデル |
ゼクシオは皆様ご存じの通り、大き目のヘッドですが、Edel SMS Ironは一回りとまではいきませんが、予想より小さくなかったのですが、Edel SMS Iron単体で構えてみると、シェープの影響なのか、かなりシャープに見え小さく感じます。
しかし、トップブレードに厚みがあるので、ペラペラのアイアンで心元無い感じではなくどっしりとした印象もあります。
飛距離
皆が気になるところは飛距離だと思いますが、コースで試しても、ゼクシオとほとんど変わりませんでした。シャープな見た目と、ゼクシオばりの飛距離は魅力の一つといえると思います。
打点
私の場合ここがマイナス点の一つになっているのですが、低重心のため打点が低いところにあります。自分はかなり打ち込むタイプなので、重心より上で当たるとロフトがついて球が弱くなることがたまにありましたが、低重心の恩恵を受ける方が比率的には高いので良しとしています。
2・イーデルSMSウェイトシステム
SMSウエッジ V-Grind |
標準では、ヒール側から、2g、8g,2g入っているのですが、真ん中の8gの重りを、ヒール側やトウ側に変えることで、クラブの印象ががらりと変わります。
プロだからわかるんでは?と思う方もいると思いますが、かなり体感できます!
実際私の生徒さん複数人(レベルばバラバラ)に試してもらいましたが、皆さん違いを感じ取れます。
例えば、ロングアイアンは、ヒール寄りにして捕まえやすく、ショートアイアンはトウ側にして返りにくくカスタムにすることも容易に行えます。
ほかのメーカだと設計段階で、重心や形状で上記のようにフローさせているモデルもありますが、スイングタイプによっては、早い段階で(ミドルアイアン)で返りにくくしたいなど・・個人のニーズに柔軟に対応出来るのは素晴らしいと思います。
もちろんライ角調整も出来るので、組み合わせはかなりのバリエーションになり、かゆいところに手が届くのではないかと思います。
有料になってしまいますが、ウエイトも別売りで出ているので、スイングウエイトを軽くしたい、重くしたい・・等も、クラブをばらす必要なく後で変更できます。
以上のことから、打って何となく合わないから・・と変えるのは勿体無い!
自分の気に入るまでとことんいじり倒していけるクラブではないかと思います。
最後に一つ、単純にカッコいいですよね?
今回の参考スペック
- Edel SMS Iron 5I
- 日本シャフト モーダス3 115X
- マスダゴルフ スリックフィット(下巻き2枚)
- シャフトスパインアイアン重心角揃え
- バランス D2
- 長さ 388/3インチ