先日、ヒッター用のパターをもう一本作ろうとebayでT.P.Millsを落としました。
当然古いパターだったので,有る程度覚悟していましたが、到着して現物を見ると驚く事がたくさんありました。
傷や錆はしょうがないとして、致命的な欠陥を見つけてしまい唖然。
シャフトの太さが今のクラブの基準よりもかなり細く、現代パターのシャフトが入りません(泣)
写真だけじゃわかるわけありません・・・
ライ角を調整する為に重要なので,一応セラーにはクラブの素材を聞いていましたが,
シャフトのことまでは聞いていませんでした。
激細!!
しかも送料下げる為に、アメリカ人の友達の家に一旦送りシャフトを切ってシンガポールに送ってもらったのでシャフトも30cmぐらいしか無い・・・・
その後調べていると、ペンシルシャフトという物なら入るらしいですが、
コンセプトがヒッター用のパター製作の為、パターと言えども固く重くする為にDG-X100を刺す予定。
当然コンセプトに合いません。
現物を見ながら、あ~無駄使いしてしまったと後悔しながらもとりあえず放置
1週間ぐらい経過後、クラブを眺めていると、ピント閃きました!!
細いシャフトの上からシャフトをかぶせてしまえば良いじゃん!!
この方法ならいける!!と,確信したので、まずはクラブヘッドのりフィニッシュから取りかかります。
皮膜をとっていくと、結構大きい傷やへこみが有り手作業では取り除けない感じです
しょうがないのでベルトサンダーで少し削りながら大きい傷を落とし、
フェース面は平面を有る程度出す為にヤスリで平らに手で削ってしまいました。
仕上げに、サテン仕上げ用の細いワイヤーブラシで細かい傷を取って(正確に言えば微量の傷をつけながら)仕上げます。本当ならさらに細かい目のサンドペーパ等で磨き込んでいけばつるつるになるのですが自分が使う物なのでこの辺でやめておきました。
ここで豆知識なのですが、錆は有る程度進行が進むと錆は止まります。錆が錆を止めるというやつです。上記両者とも皮膜をつける行為ですが、両者とも酸化させる事で錆を止めます。ご存知の様に錆も酸化の一種なので酸化させて錆び難くするという訳です。
現状は、何も皮膜が無いむき出しの状態なので,放置しておくと軟鉄故にすぐに錆びてしまいます。次の作業をする前に、もう一度ヤスリをかけうっすらと浮いた錆をけずります。そしてクラブに付いた手垢やオイルをアセトンで綺麗に拭き取りオイルカンの作業に進みます。
最終的には青黒くしたいので,1000度以上に熱しなければ行けませんが、このバーナーは1400度ぐらいまで行けるはずなので大丈夫だと思います。。因みに温度によって酸化の進度が変わり,茶色から黒色に変わっていきます。1000度ぐらいで青紫色になるはずです。
これでオイルカンフィニッシュに仕上げて行きます。
ギンギンに熱した所で、ベビーオイルをたっぷりかけ,へらで綺麗にオイルをつけて酸化皮膜をつけて行きます。
シャフトの長さは35.5インチ。ヘッドにはアイアンヘッドと同じような感覚になるように、一部分に鉛をベタベタに貼ってE0までスイングウエイトを上げて行きます。ライ角もPwと同じにします・・
ここまで読んでえっと思った方は鋭い!
そう,パターの形をしたアイアンを作っていたのです。 スペックは全てPWと同じです。ライ角を極端に曲げる為に軟鉄のパターが必要だったという訳です。
このパターは、アプローチと同じ感覚,打ち方で打てるので,アプローチの打ち方,感覚を共有する事が出来るという訳です。ですからアプローチを練習しても、パターを練習しても、1粒で2度おいしいという訳です。
もともとスイングやアプローチでは,肩を回して行くのに、なぜパターだけ振り子の様肩を上げ下げしなければいけないのか?という疑問から私のコーチが開発した打ち方です。
過去のスイング名手達が、グリーン上に上がると、窮屈そうに屈んで打っていたり,スイングの名手はパターの名手では無い事も歴史背景から見て取れます。
上記でも説明した様に、感覚を共有できなのが大きな原因ではないかと思います。
本当はアイアンと同じグリップにした方がいいのですが,ビンテージ感を出す為に革のグリップを装着して見た目にも拘りました。
当然古いパターだったので,有る程度覚悟していましたが、到着して現物を見ると驚く事がたくさんありました。
傷や錆はしょうがないとして、致命的な欠陥を見つけてしまい唖然。
シャフトの太さが今のクラブの基準よりもかなり細く、現代パターのシャフトが入りません(泣)
写真だけじゃわかるわけありません・・・
ライ角を調整する為に重要なので,一応セラーにはクラブの素材を聞いていましたが,
シャフトのことまでは聞いていませんでした。
激細!!
しかも送料下げる為に、アメリカ人の友達の家に一旦送りシャフトを切ってシンガポールに送ってもらったのでシャフトも30cmぐらいしか無い・・・・
その後調べていると、ペンシルシャフトという物なら入るらしいですが、
コンセプトがヒッター用のパター製作の為、パターと言えども固く重くする為にDG-X100を刺す予定。
当然コンセプトに合いません。
現物を見ながら、あ~無駄使いしてしまったと後悔しながらもとりあえず放置
1週間ぐらい経過後、クラブを眺めていると、ピント閃きました!!
細いシャフトの上からシャフトをかぶせてしまえば良いじゃん!!
この方法ならいける!!と,確信したので、まずはクラブヘッドのりフィニッシュから取りかかります。
サンドペーパーで、錆と黒い皮膜をとっていきます。
皮膜をとっていくと、結構大きい傷やへこみが有り手作業では取り除けない感じです
しょうがないのでベルトサンダーで少し削りながら大きい傷を落とし、
フェース面は平面を有る程度出す為にヤスリで平らに手で削ってしまいました。
仕上げに、サテン仕上げ用の細いワイヤーブラシで細かい傷を取って(正確に言えば微量の傷をつけながら)仕上げます。本当ならさらに細かい目のサンドペーパ等で磨き込んでいけばつるつるになるのですが自分が使う物なのでこの辺でやめておきました。
次は錆が出ずらくする為に皮膜をつけて行きます
ガンブルーかオイルカンフィニッシュにするか迷ったのですが、クラブ自体が古いので、ガンブルーのソリッドなイメージよりもヌラヌラとした少しつやの有る黒の方がカッコイイのではないかと思いオイルカンフィニッシュにする事に決定。ここで豆知識なのですが、錆は有る程度進行が進むと錆は止まります。錆が錆を止めるというやつです。上記両者とも皮膜をつける行為ですが、両者とも酸化させる事で錆を止めます。ご存知の様に錆も酸化の一種なので酸化させて錆び難くするという訳です。
現状は、何も皮膜が無いむき出しの状態なので,放置しておくと軟鉄故にすぐに錆びてしまいます。次の作業をする前に、もう一度ヤスリをかけうっすらと浮いた錆をけずります。そしてクラブに付いた手垢やオイルをアセトンで綺麗に拭き取りオイルカンの作業に進みます。
バーナーでクラブをあぶっていきます
最終的には青黒くしたいので,1000度以上に熱しなければ行けませんが、このバーナーは1400度ぐらいまで行けるはずなので大丈夫だと思います。。因みに温度によって酸化の進度が変わり,茶色から黒色に変わっていきます。1000度ぐらいで青紫色になるはずです。
有る程度行ったところでこれの登場!ベビーオイルです
これでオイルカンフィニッシュに仕上げて行きます。
ギンギンに熱した所で、ベビーオイルをたっぷりかけ,へらで綺麗にオイルをつけて酸化皮膜をつけて行きます。
火に油を注ぐので屋外の燃える物が無い所で行いました。
本来なら熱したクラブをオイルにドボンとつけるのですが、個人的にオイルをぺたぺた塗って色を調整するのが好きなのでこの方法を取ります。
この方法は、某メーカーのクラブフィッターの方から教わりました。
1000度を越す温度にオイルをガンガンふりかけていくので火が出てきました。たぶんこの燃えている中には、ボンドのかすが残っていてそれに引火したものだとおもいます。
1000度を越す温度にオイルをガンガンふりかけていくので火が出てきました。たぶんこの燃えている中には、ボンドのかすが残っていてそれに引火したものだとおもいます。
色も良い色になり,ヌラヌラとした黒に仕上がっています。ここに肉を置いたら綺麗に焼ける事でしょう(笑)
後はさましてベビーオイルを塗って完成です。
後はさましてベビーオイルを塗って完成です。
次は組み立てに入ります
シャフトを写真の様に短く切り、シャフト表面を荒らしボンドの付きをよくします。
オリジナルは写真のように、ヘッドが雌、シャフトが雄となるのですが,オリジナルのシャフトを”ツナギ”にしてDG-x100を被せるように接着しました。
オリジナルは写真のように、ヘッドが雌、シャフトが雄となるのですが,オリジナルのシャフトを”ツナギ”にしてDG-x100を被せるように接着しました。
組み付け完成です
色入れをして今回はシンプルに全て白で統一しました。最後に重要な、ヒッターの為のチューニングを施します
シャフトの長さは35.5インチ。ヘッドにはアイアンヘッドと同じような感覚になるように、一部分に鉛をベタベタに貼ってE0までスイングウエイトを上げて行きます。ライ角もPwと同じにします・・
ここまで読んでえっと思った方は鋭い!
そう,パターの形をしたアイアンを作っていたのです。 スペックは全てPWと同じです。ライ角を極端に曲げる為に軟鉄のパターが必要だったという訳です。
このパターは、アプローチと同じ感覚,打ち方で打てるので,アプローチの打ち方,感覚を共有する事が出来るという訳です。ですからアプローチを練習しても、パターを練習しても、1粒で2度おいしいという訳です。
もともとスイングやアプローチでは,肩を回して行くのに、なぜパターだけ振り子の様肩を上げ下げしなければいけないのか?という疑問から私のコーチが開発した打ち方です。
過去のスイング名手達が、グリーン上に上がると、窮屈そうに屈んで打っていたり,スイングの名手はパターの名手では無い事も歴史背景から見て取れます。
上記でも説明した様に、感覚を共有できなのが大きな原因ではないかと思います。
本当はアイアンと同じグリップにした方がいいのですが,ビンテージ感を出す為に革のグリップを装着して見た目にも拘りました。